松尾さんの話
八女では、いまから400年ほど前に紙すき(紙をつくること)が始まりました。八女和紙は繊維の長いこうぞを主な原料としているので、たいへんじょうぶなところが特ちょうです。 そのため愛好家も多く、版画家の棟方志功もその一人でした。 つくっている紙には、表装紙、しょうじ紙、ちょうちん紙など広い分野で愛用されています。
<和紙づくりをしている部屋の様子>
<和紙の原料>
<みつまた> <こうぞ>
40年ほど前から、ビニルや洋紙が大量につくられると、しだいに和紙の使用が少なくなってきました。また、和紙づくりをする人もしだいにへってきました。
<生産戸数の移り変わり>
<和紙を使った作品>
松尾さんと中原さんの話
和紙づくりの仕事は、手仕事で大変なので、若い人がなかなか後をつぎません。だから、昔の紙づくりだけではなく、新しいものを取り入れながら若い人をよびもどすことが一番重要な問題です。 そこで、和紙づくりの体験ができる施設をつくりました。ここで、地域の小学生や中学生をはじめ、一般の人たちが指導を受けながら、自分たちの手で紙すきをしています。 このような体験から、和紙づくりのよさをわかってもらいたいと思っています。
<実習の様子>