弓道の授業

 平成23年度に改訂された現行の中学校学習指導要領(国が中学校で生徒に教える内容の基準を示したもの)で、中学校保健体育において、武道とダンスが必修となりました。右京中学校では、3年前に旧大牟田南高校跡地に新しく弓道場がつくられたのにあわせて、3年生で弓道の授業を13時間実施しています。中学校の武道の授業で弓道に取り組んでいる学校は全国的に見ても少なく、大牟田市内では、延命中学校と右京中学校の2校のみとなります。

 1月8日木曜日、1・2時間目を使って3年2組が弓道場で、最後の弓道の授業に取り組みました。毎回大牟田市弓道連盟の先生方をゲストティーチャーにお招きしていますが、この日は最終回ということで、これまでの学習内容を復習した後、弓道連盟の先生方ご指導のもと、試合形式で実際に的に向かって矢を射ました。中には、見事的を射抜く生徒もいました。日本古来の武道は、単に他者と競うスポーツ的側面だけではなく、心の鍛錬も重視しています。特に弓道は、自分自身と向き合い、的を相手にする競技であり、生徒達にとって貴重な体験になったと思います。