◆市役所のおじさんの話
柳川市ふきんは、昔は海だったんだよ。そこに、筑後川や矢部川が運んできた土や砂がたまって干潟ができたんだよ。
人々は、土地を広げるために有明海を干拓していったんだよ。だけど、土地がじめじめしていて、人が住んだり、田畑を作ったりすることができなかったんだ。そこで、こう水から土地を守るために土をほってもり上げて、その上に家を建てたんだよ。そしてほった土地のあとのみぞに水をためるようになったんだ。それがクリークのはじまりなんだよ。
クリークの水は、昔は飲み水にしたり、せんたくに使ったりしていたんだよ。また、クリークに船をうかべて、荷物や人を運んでいたんだ。それが有名な「川下り」になったんだよ。
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